PUBLIC ART
- 展示アート -
都市、人、文化の新しい出会いの場として
ミッドランドスクエアの屋内外には様々なパブリックアートが設置されています。建築空間とよく調和した作品が、訪れた人々と関わり合い、豊かな対話をもたらします。
歴史、自然、エコロジー、幸福、地域性・・・、
皆さんは個々の作品に何を感じ、どのようなキーワードを見出してくださるでしょうか?
30億年のゼロ
φ2500mm×1点、φ1000mm×2点
「エミッション・ゼロ」は、現代の産業が抱える深い憂鬱に端を発し、太陽系の青い惑星・地球の未来を担う。モノの生産と消費の終末は灰でありまた、それは働く人々の勤勉と情熱の終末に残る感情と無量の隠喩である。作品は灰から生まれる火の鳥のごとく、さらに灰を一千数百度の高温で焼成するなかで、古代文字の意のとおり、火によって吉兆を占い、未来30億年の青き惑星の豊穣を祈願する旅立ちのゼロとして制作された。
古代文学の意:奉・花・子・海/朋・抱/鳳・東西南北
協力:王子製紙株式会社 豊田メタル株式会社
たほ りつこRITSUKO TAHO
現代の人と環境、自然と文化が共生する契機となるパブリックアートを980年代からアメリカ各地や日本で制作。
自然素材の象徴的表現による多様な風景を創っている。
現在、東京藝術大学先端芸術表現科教授
boat
黒御影石(ジンバブエ)H900×W9900mm
「旧豊田ビル・旧毎日ビルの内壁で、その歴史を刻んだ3種類の石を、新ビルの3事業者をつなぐ新しい関係として三角ポリゴンの面で再構築。
三辺を接しながら、水面の様に波立つ垂直面と、穏やかな広がりを持つ水面としての上面。
その空間を行き交う人々との関係を持ちながら人々を波に見立て、過去の時間とこれからの時間を延々と旅するボートとしてイメージしています。
豊嶋 敦史ATSUSHI TOYOSHIMA
1960年 | 名古屋生まれ |
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1982年 | 愛知県立芸術大学彫刻専攻科卒業 |
1984年 | 愛知県立芸術大学院彫刻科修了 |
1991年~ | 個展/ときわ画廊・小林画廊・秋山画廊・SpaseKobo&Tomo |
アトリエ・あい在籍でコミッションワーク展開
水平な気分
「平和な心は水平の中にある。
イメージを棄て、方針を立てよう。
思考を拒否して、運動に身を任せよう。
異なる素を総て受け入れて、世界をひとつにしよう。
その結果、水平な思考は平和な気分を運んで来る。
五十嵐 威暢TAKENOBU IGARASHI
1994年 北海道滝川市生まれ。
1970年イガラシステュディオを設立。アクソノメトリック図法を駆使して立体アルファベットを描き、世界の注目を集める。サントリー、明治乳業、王子製紙、多摩美大など数多くの企業や団体のためにロゴをデザインした。1980年代後半にはプロダクトデザインに取り組み、時計、テーブルウエア、ステイショナリーなどが世界のミュージアムショップを飾った。1994年に彫刻家に転向し、主に公共空間に石、土、木、鉄の彫刻を制作している。
空へ
素材:合板、絹弦、鏡
制作年:2003年
「交差する線材によって生まれる実体とその影は限りなく曖昧である。意図しない試行の果てに広がる確実な実体の世界に、見る者の視点が欺かれるとき、空間の持つ意外性が現実となる。作品の表層は仮の姿であり、存在の証は構造によって試される。
五十嵐 威暢TAKENOBU IGARASHI
1994年 北海道滝川市生まれ。
1970年イガラシステュディオを設立。アクソノメトリック図法を駆使して立体アルファベットを描き、世界の注目を集める。サントリー、明治乳業、王子製紙、多摩美大など数多くの企業や団体のためにロゴをデザインした。1980年代後半にはプロダクトデザインに取り組み、時計、テーブルウエア、ステイショナリーなどが世界のミュージアムショップを飾った。1994年に彫刻家に転向し、主に公共空間に石、土、木、鉄の彫刻を制作している。
galaxy
φ500~600mm×2枚
時間を気にしたくない人にはいい時計だと思います。
杉戸 洋HIROSHI SUGITO
1970年生まれ
名古屋市在住
1992年 愛知県立芸術大学 日本画科卒業
名古屋のKenji Taki Gallery,東京のTomio Koyama Galleryで発表。
海外ではMarc Foxx, Nicole Klagsbrun, Arndt&Partner,Galeria Fortes Vilaca で発表。
青い顔
(作品サイズ、共通)655x730mm×4点
テーブルや毛布など、身近なものを拡大・抽象化して描いた作品。具体的でありながらもSFのように不思議な異世界が、独特のスケール感とタッチで描かれています。彼方に見える山脈に、画面を2分して大きなパイプのようなものがめりこんでいる「気圧の谷」、巨大な紙くずが、まるで地平の向こうから砂漠を転がってくる巨大な物体のように見える「アホウドリ」など、身近なものから宇宙的なイメージへと繋がっていく作品です。
設置作品:ロビー側より「青い顔」「夜に口笛」「アホウドリ」「気圧の谷」
福井 篤ATSUSHI FUKUI
1966年 愛知県生まれ。
東京芸術大学美術学部油画科卒業。
主な展覧会に小山登美夫ギャラリーでの個展(02,04,06年)、
森美術館「六本木クロッシング」(04年)など。
源平池(夕暮れ)
(作品サイズ、共通)655x730mm×4点
テーブルや毛布など、身近なものを拡大・抽象化して描いた作品。具体的でありながらもSFのように不思議な異世界が、独特のスケール感とタッチで描かれています。彼方に見える山脈に、画面を2分して大きなパイプのようなものがめりこんでいる「気圧の谷」、巨大な紙くずが、まるで地平の向こうから砂漠を転がってくる巨大な物体のように見える「アホウドリ」など、身近なものから宇宙的なイメージへと繋がっていく作品です。
設置作品:ロビー側より「青い顔」「夜に口笛」「アホウドリ」「気圧の谷」
高橋 信行NOBUYUKI TAKAHASHI
1966年 愛知県生まれ。
東京芸術大学美術学部油画科卒業。
主な展覧会に小山登美夫ギャラリーでの個展(02,04,06年)、
森美術館「六本木クロッシング」(04年)など。
Green Wind
地下のエントランスからそれぞれのオフィスに向かう空間に羽をイメージしたレリーフ。その場所に爽やかな自然の風が通るような流れを表現しました。羽根には風切り羽根のように軌道を安定させる大事な役割もあります。またオフィスには欠かせない筆記用具の原点である「羽根ペン」、そのような意味を含めて。
※この作品は、毎日新聞社とホテル「ナゴヤキャッスル」の元社長、梅島貞氏(故人)のご遺族から、ミッドランド スクエアの完成を祝って毎日新聞社に贈呈されたご厚志によって制作しました。
富永 泰雄YASUO TOMINAGA
1960年 北海道生まれ
1985年 東京芸術大学大学院壁画研究科終了
INAXギャラリー個展、他、グループ展など。山梨県新進作家選抜展美術鑑賞。主なアートワーク「聖路加レジデンス」「信越郵便局研修所」「東京都台東区立健康センター」「ホテルグランドアーク半蔵門」「那覇空港 JAL VIP ラウンジ フロント」「JA山梨厚生連健康センター」「月夜野町保健福祉センター」「西表サンクチュアリーリゾート・ニラカナイ」他
dream with smiles
絶えまない時間、
現在、過去、そして未来。
様々なものたちが交差し総てが息づく。
三つの輪が織り成すその先には微笑みの輪が広がる。
細井 篤ATSUSHI HOSOI
1963年 長野県生まれ
1988年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修了
個展、グループ展などで作品を発表。主な展覧会に、「愛知県美術館開館50周年記念―コレクションでたどる美術館50年の歩み」(05年)など。