My Story vol.62
16/20

食材選びからも伺えるSDGsに取り組む熱い想い食のサステナビリティに取り組むビストロイナシュヴェ。フードロス対策などレストランとしての取り組みに加え、食材選びにも独自性が光ります。秋メニューの注目は、マグロを使った一品。那智勝浦港に水揚げされた生マグロの表面を軽く焼き、秋ナスのタプナドを添えました。那智勝浦港は世界的にも珍しい延縄漁船のみを受け入れる港です。1本の幹縄にたくさんの釣り針を付けた枝縄を取り付ける延縄漁では、針やエサを大きくすれば、成長過程の個体は傷つけずに十分に生育したマグロだけを釣り上げることが可能。産卵中のマグロや幼魚を避け、魚の繁殖能力の範囲内で行える持続可能な漁法と言えます。那智勝浦港のマグロを選ぶもう一つの理由は、一度も冷凍していない生の状態で競りにかけられること。もっちりとした食感と旨味は、生マグロならでは。フレンチの技を駆使したソースが、食材の良さを一層際立たせます。SDGsマグロのグリエとナスのキャビア タプナード添え ¥1,680(税込)レアに仕上げたマグロのグリエと、キャビアに見立てたナスとタプナードの組み合わせ。トマトソースや色とりどりのサラダが、ビジュアルに鮮やかさをプラスします。※写真はイメージですオーナーシェフの酒井淳さんと共に、素材の持つ味わいを最大限に引き出す四季折々のメニューを開発している。ビストロ イナシュヴェ4F TEL.052-414-6450那智勝浦港は、生マグロの水揚げ高日本一。延縄漁による高品質なマグロが競りにかけられます。マグロの仕入れは、明治30年創業のヤマサ脇口水産に依頼。生マグロを知り尽くしたプロが見極めます。16ビストロ イナシュヴェ シェフ三浦 ジョエル 正樹 Masaki Joel MiuraIntervieweeBISTRO INACHEVÉ

元のページ  ../index.html#16

このブックを見る