Winterbook2024
26/36

食材のおいしさを引き出す蔵人秘伝の調味料愛知県の知多半島では古くから醸造文化が花開き、今なお日本酒、味噌、酢、たまりなどの蔵元が多く集まっています。それら知多半島の醸造文化をリードしてきたのが、約360年もの歴史を持つ蔵元「盛田」です。ねのひの原点は、ソニーの創業者でもある盛田昭夫氏が実家である蔵元「盛田」の酒を紹介する店でした。日本酒のみならず、味噌や醤油といった調味料も蔵出しの自家製。各地から集まる旬の食材に、これらの調味料が加わり、蔵人ならではのハレの料理が完成します。現代の蔵人、料理長の二村さんが「冬にぜひ味わってほしい」と薦める逸品が、鰤しゃぶです。日本海で水揚げされた天然のブリをサッと出汁に通して半生状態に。自家製のポン酢でいただきます。高速道路が整備されたことで、日本海で水揚げされた魚は数時間で名古屋に到着。極上の食材の魅力をさらに引き出すのが、蔵人秘伝の調味料なのです。Tatsuya Nimura蔵人厨 ねのひ料理長二村達也大切な家族と、気の置けない仲間と、美味しい時間を共有する幸せ。年末年始に堪能したい、旬のコースや逸品が揃いました。26和食の料理人として腕を磨き、2013年からは同店の料理長として活躍。食材に対して真摯に向き合い、最高に美味しい状態へと導く。鰤しゃぶコース¥7,700、鍋単品 ¥6,160(各税込)[先付、刺身、焼物、鰤しゃぶ鍋、雑炊orきしめん、甘味]脂ののったブリは、刺身で食べられるほど新鮮。カットも厚く、身に弾力があります。日本酒との相性も抜群。鰤しゃぶ鍋単品¥4,950(税込)でもお楽しみいただけます。◆ディナー限定◎営業時間 11:00〜15:00(L.O.14:30) 17:00〜23:00(L.O.22:00)Interviewee蔵人厨 ねのひ4F TEL.052-527-8830ねのひの料理は日本酒に合うものばかり。2024年に登場した「紡」は、純米大吟醸と大吟醸の2種類。芳醇な香りが心地良い自家製ポン酢。爽やかな酸味とすっきりした味わいが、脂ののったブリによく合います。WINTER GOURMETKuroud Kuriya Nenohi旬味と美酒と、幸せを囲む。

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る