小学生の頃からファッションが大好きでした。母や姉と兄と一緒にお買い物に行ったり、おこずかいを握りしめ、一人で電車乗って原宿にお買いものに出かけたりもしていました。パンク、ロック、ストリート系、ギャル系、いろんなジャンルを一通りして…。ある時、ふと自分の着ているものを見ると、原宿系やハイブランド、いろんなジャンルが入っているんだけど、ぶれていない自分らしさが一貫してあることに気付きました。どのブランド・ジャンル関係なく、いかに自分らしいチョイスをするかを心掛けています。
黒が好きで、着ていて楽なスタイルが多いです。流行ばかり追いかけていると自分らしさがなくなってしまうので、流行に関係なくその時々に自身が「好きだ」と感じるものを着てきました。お気に入りの10年着ている服があってもいいし、昨日買った新しい服があってもいい。それがいかに似合っているか、自分が好きかが大事だと思います。
今日着たブルーのドレスは、ザ・ニコラなスタイル。エイティーズなムードを持ち、若い子が着るとちょっと尖ったイメージですが、大人の女性が着ると華やかで品がある感じになると思います。
ルイ・ヴィトン ウィメンズ・コレクション アーティスティック・ディレクター、ニコラ・ジェスキエールによる、2019-20AWの新作ドレス。大きく張り出たショルダーと、肩のラインを強調させるスリムなウエストラインで、力強いシルエットを表現しています。ドレス(参考商品)
海外のショーを見たことがなかったので、一度本物を見てみたくて、パリコレに行きました。最初のうちは、自分で知り合いの関係者にお願いをしてショーを見せてもらっていました。その時は、何でショーを見に来るの?と珍しがられていました(笑)。それも今年で6年目。今では多くのメゾンから招待していただけるようになりました。海外では、日本人の白い肌や黒髪が武器になって、色んな人達に認識してもらえるようになり、「いつも素敵に着てくれているね」と、デザイナーにありがとうと言ってもらえることもあります。ルイ・ヴィトンのメンズコレクションを手がけているヴァージル・アブローやマルセロ・バーロンなど、ストリートブランド界に仲の良い友人が多くて、彼らからメンズのパリコレも来たら?と誘われて、数年前からメンズのコレクションも通っています。
釘をモチーフにした「ジュスト アン クル」が発表されたときから、カルティエのコンセプトと私の信念とが共鳴したのか、色々なご縁がありました。ライアン・マッギンレーのアートブックに参加したり、今回新しくローンチされた「クラッシュ ドゥ カルティエ」コレクションのパリで行われたレセプションやパーティー、撮影にも参加させていただきました。カルティエのような歴史のあるブランドと一緒にお仕事をできることが光栄であり、女性としても嬉しいです。カルティエが持つ女性像を私なりに体現できるよう今後も頑張っていきたいです。
Profile
モデル
秋元梢さん
Kozue Akimoto
2011年にHERMESの広告に日本代表のモデルとして出演後、モデルとしてモードからストリートまで幅広いジャンルで活躍。2015年にパリ・コレデビューし、ファッション誌「VOGUE JAPAN」(同年8月号)で表紙を務める。現在、日本国内にとどまらず、海外のショー・雑誌・広告等でアジアを代表するモデルとして活躍中!
ミッドランド スクエア「秋のファッショントークショーイベント」に出演
◎開催日:10月19日(土) ◎場所:商業棟B1Fアトリウム 《自由観覧》
※ステージ前シートはご当選の会員ご招待